裁判傍聴
最近韓国ドラマの「ミス・ハンムラビ(邦題:ハンムラビ法廷〜初恋はツンデレ判事〜!?)」にハマっている。(この邦題見てるとなんか恥ずかしい気分になるんだけど、日本人は初恋とかツンデレとか付けないとドラマに興味持たないと思われてるのか?)
コ・アラはチャーミングだし、エルはカッコイイし、何よりストーリーが良くて、U-N◯XTに課金した甲斐がある。
こないだのアフタヌーンティーの日、予約が15時からだったので、その前に気になってた東京都庭園美術館でやっている展覧会を見に行こうとしたらまさかの休館日…。
でもせっかくの有休だし何か普段できないことをしたいと思い、ドラマの影響で行きたくなってたのもあって、7年ぶりに裁判傍聴に行ってきた。
裁判所は写真禁止なので、代わりに昔撮った近くの法務省の写真をば。右端に若干裁判所が写っている。
大学に入学したばかりのとき、友達がとっていた授業の先生が裁判傍聴ツアーを企画してくれて、なぜか授業をとっていない私まで一緒に参加させてもらった。
人生で初めて見た裁判は、恫喝事件の裁判。いかにもヤ◯ザみたいな被告の男が裁判官に向かって、「これからは息子の◯◯さんの道徳の教科書を読み、頑張って勉強します!」と大きい声でアホみたいに何回も宣言してるのを見て、被告もこう答えるよう一緒に打ち合わせしたであろう弁護士も正気か!?とびっくりしたのを覚えている。
ほかにも知的障害者の男が受験生の女の子に痴漢した事件の裁判で、その子の人生をめちゃくちゃにしたのはわかるかと被告が尋問されている時、その被告の母親が横で申し訳なさそうに泣いているのを見た。
あとはなぜが弁護人が弁護すべき被告人を検察のごとく尋問してる裁判も。
短時間でドラマ以上にドラマみたいな場面を見ることができてすごく面白かった。
な の に、こないだはそもそも裁判が少なかったのと、のんびり11時頃裁判所に到着したのも悪くて、全然面白いものが見れなかった…。
唯一これは!って思った裁判が、客である被告がホストをしている被害者を好きすぎて刺してしまったという、新宿ホスト殺人未遂事件の裁判。でも当たり前に傍聴券が必要で、見ることができなかった…。
けど一つも裁判を見ないで帰るのは嫌だったので、時間的にちょうどよかった詐欺および窃盗未遂事件の裁判を傍聴してみた。
被告人の現住所を確認し、何か(何か忘れた)の手続きがされているが問題ないか、次回のその何かの日程はこれでいいかということを裁判官が検察と弁護人に確認するのみであっさり終わった。
今日の収穫は、人を騙して物を盗もうと試みるも失敗してしまった、残念な32歳無職の男のマスク装着後の顔を見ただけ…。
今度はどうしたら面白い裁判を見つけられるか、ちゃんと調べてから行かないとな…。
そういえばロンドンにホームステイしてた頃、大学では法律を専攻してたと話をしたら、旦那さんが法曹街に連れて行ってくれたことがある。
家の近所に下級裁判所があったこともあって、裁判見に行ってみたら?とも言われたんだけど、どうせ理解できないからいいやと諦めてしまった。これを今ちょっと後悔していて、次にロンドンに行った時は絶対裁判傍聴しようと決めている。
ちなみに映画とかの裁判のシーンでよく見るあの変なかつらを被るのは上級の裁判所だけで、近所にあった下級裁判所では見れないらしい。もはやかつらが見たくて裁判見に行く的なところがあるから、ちゃんと調べてから行こ〜。