鴨
こないだいきなり紅茶鴨のスモークが食べたくなり、家で作った一品。
鴨ってどこで売ってんだ?って思ってググったら、スーパーで普通に売ってんのね。ハムコーナーにあった。
鴨スモークにバルサミコ酢が鉄板の組み合わせらしいんだけど、もちろんそんなお洒落な調味料がうちに常備されているわけがないので、酸っぱけりゃいいだろうとレモンをびしゃびしゃに絞ってかけた。おいしかった!
ちなみにブロッコリースプラウトはこんなんじゃ足りるわけないので、写真撮った後、この5,6倍の量を皿にガチ盛りした(笑)。
材料が余ったので、次の日の朝食も全く同じものを作って食べたら、まさかのブロッコリースプラウトが喉に刺さるという事件が。
唾飲んでたら会社に着くまでには取れるだろうと思ってたものの取れず、朝から会社のトイレで嘔吐いてた。最悪…。
美術になんか全く興味がなく、暇があれば絵を描くとか、貧乏してでも画家になりたいとかいう人の気持ちなんてさっぱりわからなかった。
そんな私がなぜか、今や自ら美術館に足を運ぶようにまでになっている。そして美術館に足を運ぶことを目的として、旅行の目的地を決めようとすらしている。
私が美術に興味を持ったきっかけは、ロンドン滞在中のこと。
時間がたっぷりあったのとタダで見れるという理由で、特にアートに興味もなかったけど、時間潰しに色んなミュージアムに足を運んだ。
大英博物館にあるロゼッタストーンやミイラ、ナショナルミュージアムにあるゴッホのひまわりなど、有名な展示を見ても、ふーんという感じだった。
ただ1枚、私の心を強烈に掴んだ作品があった。
確かナショナルミュージアムで見た、女の人が男の人の生首を持っている大きな絵画。
その絵の前で思わずじっと立ち尽くしてしまい、グロテスクなものが苦手なはずなのに、私は絵画になると逆にグロテスクなものに惹かれるのか?なんて考えていた。
でも自分が美術に興味を持つなんて思ってもいなかったから、作品名も作家名もメモすることなく、そのセクションを去ってしまった。
それ以降何度かその作品のことを考えてしまうことがあったけど、如何せんナショナルミュージアムは広いし所蔵数も多いので、絵の特徴で検索をかけてもまったく引っかからない。むしろナショナルミュージアムだったかも確信がない。
そんな不明確な作品なのに、私に美術という大きく新しい興味をもたらした。
それから3年ほど経ったつい最近、地元の天童市美術館に小学生ぶりに足を運んだ。
人口約6万人の田舎の小さな美術館で、あのグロテスクな女の人の絵以来、猛烈に心を惹かれてしまう作品があった。
鴨居玲という画家の作品。
まだ知って数日しか経っていないので、作家に関する知識が何もない。
でも今年ちょうど没後35周年で、作家の地元の石川県立美術館で、7/31〜8/30まで記念展があることを知った。
もしかしたら今年の夏は金沢にいるかもしれない。コロナに足止め食らわされる可能性もあるけどね。
あ、最初の鴨の写真、鴨スモークももちろんおいしかったんだけど、ぼんやり右端に写ってるチーズがすごくおいしかったの!
ビーハイブのティーハイブというチーズ。
アールグレイの風味にベルガモットの香りを合わせたチーズで、紅茶や白ワインに合わせるのがおすすめらしい。
珍しい外国の商品をちょこちょこ買い付けるのが好きな近所のスーパー、またこのチーズを買い付けてくれるかなぁ。