洋菓子店クリオロ(CRIOLLO)モンブラン
私はこだわりが強い方だし、色んなものに執着して生きていると思う。そのうちのひとつがモンブラン。
元々は毎年秋の栗のシーズンに、集中してコンビニで買ったりカフェで食べたりしていただけだった。今は「私はモンブランが好きなんだ」という強い自覚が芽生えてしまい、通年でことあるごとにモンブランを食べている。それをモンブラン活動=モン活と呼んでいる。
今日(日付変わっちゃったが)7月8日は私の敬愛するJRAの戸崎圭太騎手の40歳の誕生日。
ジャニヲタ時代から、自分の推しの誕生日を口実に、ケーキorそれに相当する何かを食べるという習慣が根付いている。最近はもっぱらケーキ=モンブランという認識になってしまい、今日も当たり前にモンブランを買ってきた。
今日のモンブランは、有楽町線・副都心線・西武線小竹向原駅から徒歩5分にある洋菓子店クリオロの。
トップから順に、マロンクリーム、ホイップクリーム、ラム酒のクリーム、マロンムース、スポンジ、土台のチョコでコーティングされたメレンゲの焼き菓子。
マロンクリームはなめらかでクセのない舌触り。結構甘い。
ホイップクリームはマロンクリーム同様なめらか。乳感が強いとかテクスチャーが独特とかいうのがなく、特別な存在感はない。
ラム酒のクリームは単体で味わうとお酒感が強いけど、ちゃんと全体をバランスよく食べると、ほんのり香る程度で、すごく上品な味わい。
マロンムースはホイップクリームとマロンクリームを混ぜたものかな?マロンクリームもなめらかだけど、この層と比べるとマロンクリームがほんの少しだけざらっと舌触りがあるのがわかる。
スポンジは断面をパッと見た時に存在を確認できなくて、口に入れた時に、ドゥルンとした何かが入ってる、何だ!?って思ったらスポンジだった。そんなにこのモンブランにおいていい働きはしていない。
土台はメレンゲのキメが細かく、ナイフやフォークを入れた時のザクっという粗い音の割に、食感が繊細で軽やか。コーティングのチョコの主張が結構強くて、全体をバランスよく食べたときでも、味の7割がクリーム類、3割がチョコのように感じられるのに併せ、ラム酒の味がいちごチョコの味みたいだと錯覚して、ちょっとアポロチョコレートを食べているみたいな気分になる。
個人的にはマロンクリームがざらっとしてて、ほかのクリーム類との食感の違いが出てるモンブランが好きなので、その点においては物足りなさはあるものの、これはとにかく土台が良かった!面白かった!
とにかく栗を味わいたい人からすると、主張が強いチョココーティングとか、強い個性を持っているとは言えないマロンクリームに物足りなさを感じるかもしれないけど、ケーキとしてはすごく興味深かった。
ケーキを1つだけ買うと、店員さんが箱の中身を固定してくれても左右の重さの違いで、ケーキが箱の中で傾いちゃったりする。だから一人暮らしの中で行う一人の趣味でも、毎度モン活に際し、相棒としてケーキをもう1つ購入する。(単にモンブラン以外のケーキに目移りしてしまうというのもあるけど。)
今日の相棒ケーキはこちら。
可愛いクマのチョコレートケーキ、「ヌヌースジュニア」。
まさかこのケーキがこんなに食感や味わいが面白いケーキとは思わず、雑にフォークを入れてしまったよ…。見た目が可愛いだけのケーキだろうと食べる前から決めつけてすみませんでした…。
1番下の層がチョコブラウニーみたいになってて、その中かな?上かな?ザクっとした食感の何か(食感的にはルマンドの中の薄いクッキーみたいな)が入ってるんだけど、これが本当に気に入った!このザクザク感が食べてて楽しかった!
モンブランのメレンゲの土台もだし、ほかのケーキも食感がおもしろいものがあるかもしれない。大前提として味が良いし、モン活関係なく開拓してみたいな。
ショーケースが宝石箱みたいで、ほんと目の保養すぎた!